外国人が頭を抱えるハイコンテクスト日本語

こんにちは!

最近インドのグルグラム周辺にどんどん日本食レストランが増えてきており、インドでも日本食が食べられる幸せを感じております(^^)なんとタピオカまで飲めるようになりました(笑)

 

さて今回は日本語のハイコンテクストについて。

自分は以前、日の出ファウンデーションでインド人の方々に日本語を教えていたのですが、改めて日本語というものは難しいと感じていました。

なぜなら日本語はスーパーハイコンテクストの言語だからです。

※↓スーパーハイコンテクストの意味についてはこちらの記事をご参考ください。

https://ssl.pan-nations.co.jp/column/226.html

 

例えば、日本語の「お願いします」という言葉がありますよね。

「私の娘をお願いします。」

この文章を幼稚園や保育園で先生に対して使うとき、この文章を更に砕くと『私の娘をお願いします=娘の面倒をみてください』という意味になりますよね。

それでは場面を変えて、親御さんが水泳教室でこの言葉を使うとしましょう。そうするとこの『私の娘をお願いします=娘が泳げるようにしてください。』となるわけです。

読んでいてそりゃそうだとなるかもしれないですが、この「言わなくてもわかるだろう。」「相手もわかっているのにわざわざ言うなんで、相手に理解が乏しいといっているようで失礼」というこの感覚は日本人が持っている独特の感覚なのです。

日本語ネイティブは自然に文脈からその文章を理解する能力が身についています。幼稚園や保育園は子供の面倒を安全にみる場所であり、水泳教室は生徒がコーチから泳ぎ方を教えてもらう場所という共通認識があるから、わざわざはっきり言わなくても理解してくれる。日本語は婉曲的に表現したほうが適切だ。という認識なのです。

実際に日本以外の場所で保育園、幼稚園、水泳教室が例で説明した解釈にならないことは少ないと思いますが。

英語話者にとっては、お願いしますなんてつかわずに、具体的に私の娘に水泳を教えてくださいでいいじゃないか。なぜ代名詞みたいに「お願いします」をつかうのか日本人の考え方や文化の違いから知る必要があります。

さらにこれが例えば、『この紙にお願いします。』と『この紙をお願いします。』の違いだけだとさらに初級レベルの方は顔が固まります、、、(笑)

 

結論、もしかすると人によって物事の捉え方が違うためはっきりと主語、動詞など詳しくを言った方がお互いに理解しやすいかもしれないですね!

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日の出ファウンデーション

インドと日本をつなぐ架け橋となる会社。日本語学校から始まり、インドIT人材紹介・技能実習生送出し・学習塾運営など人材育成を中心に事業を展開。目標は「インドと日本をつなぐ総合スクール」

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