みなさんこんにちは(^^)
日本もインドでも15度以下の日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
まだまだ寒いですが、防寒対策をしつつ最後の寒さを乗り越えましょ!
ところでインド人をよく知らない日本人の方にとってインドのイメージはどのようなものでしょうか?
「頭にターバンを巻いている」「サリーを着ている」「毎日カレーを食べている」なんてイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
確かにターバンを巻いたりサリーを着ている人はいますが、インド人の多くの服装は日本人とあまり変わりはありません。
そしてカレーだけではなくインド料理には豊富なスパイスを使った様々な料理があり、最近では日系企業の進出に伴いインドにも日本食レストランがあるんです。
さて、インドのイメージは様々だとは思いますが、日本とのつながりはご存知でしょうか?
日本とインドはもともと経済的に良好な関係であり、これから更に一緒に事業をする機会が多くなると見込まれています。
2019年も安倍首相が12月15日にはインドを訪問予定だったりと、活発な交流があります。
当然インド人・日本人の交流も活発で現在では、政府が日本の人材不足に対応すべくインド人を日本に誘致しようとしています。
そんなインドですが、日印関係促進の一環として「実は」日本と技能実習制度関係にあるのです!!
日の出ファウンデーションではインドと日本の架け橋となるべく、インド人技能実習生を日本へ送り出しています。
日本で培われた技能、技術又は知識(以下「技能等」という。)を開発途上地域等への移転を図り、当該開発途上地域等の経済発展を担う「人づくり」に寄与するという、国際協力の推進です。
目次
1.インドと日本の技能実習制度関係
2015年と2017年に安倍総理がインドに訪問した際に、インド人技能実習生の日本での人材育成を推進する日印共同声明が発表され、2017年10月には技能実習に関する協力覚書が結ばれました。
さらにその一か月後は、日本で「外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律」が新たに施行され、インド人技能実習生の日本での受け入れ環境も整備されました。また、現在の日印関係は良好であり、これからも引き続きこの技能実習制度も続くと予測されます。
そして2019年3月には、介護分野では初めてとなるインドのバンガロールから日本への技能実習生2人が関西国際空港に到着しました。
インドと聞くとどうしても様々なイメージがあると思います。
実際このイメージはあながち間違っていませんが、日本とは全然違うという理由だけでインド人を避けてほしくないのが本音です。
こんなに日本とは違うインドだからこそ、インド人しかもっていない能力が魅力的なのです!!
ということで今回はインド人の魅力から代表的な3つを紹介していきたいと思います!
2.インド人の魅力3つ
①異文化への環境適応力
これはインドという国に多くの宗教が存在していることに関係があります。
実際インドにはヒンドゥー教、イスラム教、シク教、キリスト教など様々な宗教観をもつ方がいるため、職場など普段の生活の中から、自分とは違う慣習をもっている人たちを見慣れています。
例えば、同僚と一緒に食事にいけば、自分は豚は食べないが、同僚はとなりで食べている。また自分はターバンを巻いているが、近所の方は巻いていないなど、小さい時から様々な違いがある環境で育っているため、違いに対して寛容に捉えることができます。そのため異文化に対しても理解を示すのがはやく、違う文化の方たちとも上手に人間関係を構築できる傾向が見られます。
ちなみにインドのイメージと聞いたとき、インド人はターバンを巻いていると想像する方もいらっしゃいますが、あれはシク教の慣習でして実際には国内に1.7%しかいません。
②高い言語処理能力
多くの20代インド人の方は英語が話すことができます。
また幼少期のときは出身地域の言語(ヒンディー語やベンガル語、パンジャーブ語など地域によって異なる)を話すため、20代までにバイリンガルの方が多いのです。
一番脳が発達する時期に2つの言語を操るため、脳が柔軟に理解できるようにできています。
また、実際に研究で多くの言語を話す人ほど、それぞれの言語文法を理解する論理的思考が成長しているため処理能力が早く、集中力も長く続くという結果もでています。
日本人が苦手とする英語は、雄大な土地インドにおいての共通語に等しい言語です。
義務教育と高校、大学で英語を学んだにも関わらず使える語学力を持っていない自分が悲しくなるほどです。
そして、彼らは好奇心旺盛で日本人である私に「太陽は日本語で何て言うの?」「日本にはどんなお祭りがあるの?」と興味があることは何でも聞いてきます。
これからもわかるようにインド人の多くは言語習得が早く、日本語も例外ではありません。
③助け合いの精神
この理由として、インドは日本ほど制度や設備が整っていないからだと言えます。
例えば日本には年金制度があり、介護施設もあります。しかしインドにはそのような施設は少なく、お金もかかります。
そのため歳をとったら子供に世話になるのが普通のことで、家族内で助け合うことが必要になります。
また重いものを運ぶ時も日本のようなキャリーカートを持っている人は少ないため、誰かと一緒に運ばなければいけなく、ここでも誰かに助けてもらう必要があります。
インドの方々はそのような環境で育っているため、一人では生きていけないということを理解しているようにも見えます。
実際、インドに来てから1ヶ月経過した私が感じた、その国民性は「親切で好奇心旺盛な人が多い」というものです。
インドに来た当初は右も左も分からず、キョロキョロしていることが多かった私。
すると周囲にいるインド人が声をかけてきてくれます。
「言葉が通じなかったらどうしよう」という心配は彼らには無いようです。というのも先ほど述べましたように、ほとんどのインド人が英語が堪能なのです。
ヒンディー語のみしか話せないインド人もいますがガイドブックを見ながら方向を指さして教えてくれます。中には目的地まで案内してくれる人もいました。
もちろんチップを請求してくる人もいるかもしれませんが、私が出会ったインド人はみな目的地まで着くと笑顔で分かれていきました。
3.インド人技能実習生
ここまでインド人の魅力について書かせていただきましたが、インド人を外国人として採用することのメリットはしっかり伝わりましたでしょうか?
日本での人材不足、特に介護分野の人手不足は喫緊であり、これから更にインド人技能実習生の活躍が期待されます。
しかし、人手不足だからといい受け入れ機関側も単なる労働力として受け入れてしまうのは良くありません。
日本にくるインド人の方は特に日本語や文化の壁、不安なこともたくさんあります。
そのため、受け入れ機関のみで抱え込むのではなく送り出し機関や技能実習生の受け入れ地域の協力も必要となります。
母国や家族と離れて日本で技能実習生として生活をするには語学や技術への理解力はもちろんのこと、生活する上での精神力が求められるでしょう。
文化も習慣も違う日本での暮らしは治安が安定していても、それ以上の不安やストレスに襲われることがあるかと思います。
しかし、躊躇せず積極的に声をかけ、その持ち前の好奇心で多くを理解し知識に繋げていくインド人の国民性に、技能実習制度を通したインドの更なる発展を確信している私です。
4.最後に
インドは日本から遠い国であり、環境も異なりますが、気軽に話しかけてくれたりとみなさんフレンドリーで優しいです。
また将来は人口やGDPが世界トップレベルになると予想もされていています。
そんなインドの方々が自分たちの特徴を生かして、インド外にでて色んなことを学び自国に貢献してくださることを願っています。
またこのブログを読んで「インド人技能実習生に気になる」、「受け入れをしてみたいけれど何をすればいいのか」など技能実習生に関するご相談・お問い合わせがありましたらお気軽にご連絡ください。お待ちしております(^^)