こんにちは。
日の出ファウンデーションです。
インド。
そう聞くと皆さんは何を思い浮かべますでしょうか??
ヒンドゥー教、カレー、ガンジス川、ターバン、インド映画、ナンなど様々なことを思い浮かべるかと思います。
そんなイメージのインドですが、「IT大国インド」と聞いたことはないでしょうか。
近年インドではIT産業がすごいスピードで成長しております。
今では数々のインド人エンジニアが海外に進出したり、逆に海外の企業がインドにきて、IT人材を現地で雇うという形も増えてきております。
実際大手IT会社Google、Microsoft、Adobe等のCEOはインド人です。
目次
今やインド=IT大国なのです。
では、なぜインドではこれほど急速にITが発達したのか。
それには大きく分けて6つの理由があります。
1.数字に強い
1度は聞いたことがあるかと思います。
99の段まで九九を覚えてると噂されるほどのインド人の数学の強さ。
インド人が0概念を作り出したとも言われており、インド式数学も本などが発売される程世間に知られています。
また数学が得意なため論理的思考をするのが得意ともいわれています。
プログラミングやITの世界では必ず必要とされる数学と論理力。
彼らにはこの2つが備わっているため、ITに強いとされています。
2.カースト制度がない
今ではカースト制度が廃止されていますが、昔はその制度が当たり前でした。
例えば、豚を飼育してきた家に生まれれば、成人後も豚を飼育しなくてはいけないなど、産業・階級に縛られた生活が普通でした。
残念ながらカースト制が廃止された今でも、完全には消えておらず、少なからず残っています。
そんな中、カースト制廃止後、新たにできた産業であるIT産業は身分に関係なく働くことができます。しかもインドIT人材の給料はかなり良くなっています。
カースト制の低い家庭に生まれても、優秀で実力があれば多くの給料がもらえる。
そんな実力主義のIT産業が人気になるのも納得です。
3.アメリカとの関係
皆さんインドとアメリカの位置関係をご存じでしょうか。
実はアメリカの反対にインドがあるのです。
つまり二国間の時差は12時間。
アメリカが朝9時の時、インドは夜9時なのです。
どういうことかと言いますと、仮にインドにある企業とアメリカにある企業が協力し、一つの製品を作るとします。
この二か国間で手を組み、連携すれば24時間休むことなく、仕事を進める事ができるということです。
例えばアメリカ企業が18:00の仕事終わりに、インド企業へ納品まで必要になった残りのコーディングをお願いしたとしましょう。
その時インドは6:00の出勤前ですなので、朝出社するとアメリカ企業からの依頼が届き、すぐに作業に取り掛かることができます。
その後インド企業が18:00の仕事終わりに、アメリカ企業へ残りのコーディングをお願いする。
というように、インドアメリカ間で途切れることなく作業ができてしまうのです。
これはシリコンバレーを有するアメリカと偶然地球の反対にあった事実のおかげで、インドIT産業が発展できたともいえるでしょう。
4.英語が堪能
インド人はどうしてあんなに英語がペラペラなのか?
それはインドの私立小学校では英語で授業をするからです。(公立高校はヒンディー語)そのため親御さんは学校始まる前に英語を少しづつ勉強させるそうです。
英語がわからなければ、授業もわかりません。またハリウッド映画など日本だと日本語字幕がつきますが、インドでは字幕なしです。
英語ができないと学校でも普段の生活でも苦労が多くなります。これによって生徒達が必死に勉強し、ネイティブ並みの英語ができるのです。
また、彼らの国民性は非常におしゃべりかつ人に対する好奇心がすごいです。
これにより、英語でのコミュニケーションが加速し、実際に使える英語になっています。
5.インフラが弱い
ITが発展した理由としてはインドのインフラが整ってないということが強く関係しています。
もしインドが道路や鉄道などのインフラなどが整っていたら、物流を産業として行えることができ、製造業などに力をいれていたかもしれません。
しかし、インドのインフラは現状遅れております。
そのためPCと電気さえあればできる、IT産業が盛んになったと考えられています。
またPCだけという初期投資が非常に小さく済む産業であるというのも、貧乏な家庭にとっては有利な点だと思われます。
6.60点主義
インド人の「60点主義」という言葉を聞いたことはありますでしょうか。
「60点主義」と言いますのは、主に研究開発をする際に、プロジェクトを60点の段階で完成させ、その後お客様からのフィードバックを取り入れ100点のものにしていくという考えです。
それでは、日本ではと言いますと職人気質の「100点主義」です。
これは何度何度も確認チェックをした後に納品するというやり方です。
もちろん「100点主義」が悪いわけではありません。
特にものづくりでは、この100点主義のおかげで「Made In Japan」というブランドができたわけですから。
ただ流れの速いIT業界では、お客様には「60点主義」でスピード感をもったビジネスが喜ばれる、競合他社にも勝つことができます。
このやり方により、インド人はスピード感をもってプロジェクトを進めることができます。
参考 『お金儲けは「インド式」に学べ!、野瀬大樹さん』
最後に
こうみるとインドは様々な要因が現在のタイミングで重なったことでIT産業の発展が加速しているということがわかります。
またITだけではなく、GDPの成長率や人口・中所得者の増加により新たなインドマーケットができることも注目されています。
これから何年かはインドから目が離せなくなるのではないでしょうか。
日の出ファウンデーションでは、そんなインドの高度IT人材を募集し日系企業様に送り出す事業をしております。
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以上日の出ファウンデーションでした!