こんにちは!
日の出ファウンデーションです。
さて突然ではありますが、日系企業様がインド人を採用する際に気にする点はなんですか?
「しっかりと時間を守る」「社風を理解してくれる」などもちろんいろいろあるとは思います。
そのなかの一つとして
「日本語は話せるのか?」どうかが気になる企業様も多いのではないでしょうか。
現在インドに進出しているまたはしようと考えている日系企業様は多くあります。
そんなインドで日本語を話せるインド人を採用したいと考える企業様も多くいらっしゃいますでしょう。
ということで今回はインドにおける日本語教育事情についてご紹介したいと思います。
目次
1.インド人が日本語を学ぶ理由
インド人に限らず日本語を学ぶとたくさんのメリットがあります。
その代表的なメリットが「日本で働ける窓口が広がる」ということです。
残念ながら多くの日本人は英語を話すことができません。
つまり……
日本語を話せるようになるだけで日本で働ける力を手に入れたも同然です。
例えば、医師等国家試験の受験・介護福祉士候補者選定の条件を満たせたり、試験科目の免除が受けられたりします。
また、出入国する際に優遇措置も受けられます。
メリットがとてもたくさんあります。
日本は近年景気が良くないと嘆かれていますが、インドやベトナムなどの新興国からすると給料・生活面から依然魅力的な国となっております。
そんな日本で仕事をしたいという外国人のかたは後を絶ちません。
この傾向はそれほど簡単にはなくならないでしょう。
それでは、日本語はどこで学べるのでしょうか。
2.日本語はどこで学べるの?
ここで気になるのがインドにおける日本語教育の実態。
結論からまず述べてしまいます。
【結論】インドでは約1万の教育機関と語学学校等で日本語を学ぶことができます。
インドにはなんと2万4000人もの日本語学習がいるんです!!!
デリー、ムンバイ、プネ、チェンナイ、バンガロールを中心に日本語が学べ、
ビシュババラティ大学やネルー大学、デリー大学では日本語を専攻とすることもできます。
また、主に製造業分野での日系企業のインド進出により私立の技術系の大学においても日本語クラスが開設されるようになってきています。
最近では、アニメやマンガが好きで日本語を学ぶ人も多いようです。
加えて、現在ではYoutubeやNetflixが発達したおかげで近くに日本語学校がないような地域出身のインド人でも日本語を勉強することが可能となっています。
Youtubeで見たアニメで日本語を勉強しましたという外国人も少なくないとか。
3.教育カリキュラム
さて、それではインドでどんな日本語が学べるのでしょうか?
外国人が日本語を勉強する理由として「アニメを字幕なしで見たい」「日本の大学に留学したい」など目的は人によりさまざまではあります。
ただ、勉強の過程で基本的には日本語の検定試験を合格を目標に頑張る方が多いかと思います。
外国人の日本語レベルを図るものとして、大きく分けて検定試験が2つあります。
①日本語能力試験(JLPT)
②日本語 NAT-TEST
主にこの2つのテストへの合格を目指し、インド人は日本語の勉強をしています。
また、初等教育の現場でも日本語・日本文化を紹介する授業もあり、
小学校では文化紹介を中心に、中学校では教材を用いて学習しているようです。
民間の学校や企業の日本語コースでは日本人講師を招いて学習するケースも多いです。
4.必要な日本語力は?
では、日本で働くためにはどのくらいの語学力が必要なのでしょうか。
一般的にはN3-N5の語学力が必要と言われています。
これがどのくらいのレベルかと言うと、
N3: 日常的な場面で使われる日本語をある程度理解することができる
N5: 基本的な日本語をある程度理解することができる
語学力の習得は1人では難しく、挫折してしまうことも多々あると思います。
弊社日の出ファウンデーションではインド人の方々が日本でスムーズに働けるよう日本語研修も導入しています。
日本語レベルの習熟度に関しましては、以下ブログにも記載してありますのでよろしかったらご確認お願いいたします。
今回は技能実習制度(介護職種)技能実習生を受け入れる際に必要となる条件のなかで、特に日本語レベルに関して詳しく解説していきたいと思います。
5.まとめ
さて今回は日本語教育に関する情報をまとめさせていただきました。
いかがだったでしょうか?
弊社も当然、さきほど紹介させていただきましたインドに1万ある日本語教育機関のうちの一つです。
しかもただの日本語教育機関ではなく、技能実習制度のもと実習候補生に日本語を教えています。
日本で働きたいという意欲あるインド人に日本語を教え、日本へ送り出すという事業です。
もし本ブログを読み気になった方がいらしたら、ぜひ弊社連絡先までお問い合わせ下さい。
今回はインドにおける日本語教育についてご紹介させていただきました!
ありがとうございました。